マンション管理組合【総会/理事会】
●総会
分譲マンションでは定期的に『総会』が開催されます。この総会は管理組合の意思決定機関となり、マンションでのルール(規約)の見直し、収支・事業報告や次期の予算・修繕工事の実施、理事会役員の選任等の決議が行われます。
マンションは一つのコミュニティですが、様々な家族構成や世代、異なるライフスタイルや価値観の方が生活しています。このため、日々の生活がよりよいものとなるようにしていくため、各マンションに応じた協議が重要となります。
●理事会
理事会はマンションの区分所有者の中から選任される理事で構成され、総会で決議された事項等の業務遂行機関となります。
管理会社から管理費や修繕積立金の月次会計報告を受けたり、総会で承認された修繕の実施、次期の予算案の検討等を行います。
また、マンション内で起こった問題の解決策を話し合ったりします。マンションを管理するのは管理組合、つまり住民のみなさまが主体です。
理事会の役割は決して楽とは言えませんが、健全な管理組合運営は理事会の働きがとても重要となってきます。
理事会や住民の管理意識が高いマンションは、管理がきちんとしていて安心して暮らせる環境になっていると考えられます。
管理費・修繕積立金
●管理費
管理費はマンションのエントランスや通路等の共用部分、エレベーター・給水設備のメンテナンスや維持の費用であり、マンションを快適に保つための管理組合の運営費用となります。具体的には下記のようなものが挙げられます。
・管理委託費:建物管理会社へ委託する事務管理業務(管理員の人件費や清掃費等)
・光熱費:共用部分・設備の電気・水道代
・保険料:マンション共用部の火災保険等
・修繕費:軽微な設備の修繕等
・植栽管理費:マンション内の植栽維持管理
●修繕積立金
修繕積立金は長期修繕計画に基づく修繕など、経年劣化に伴う外壁補修や屋上防水工事、エレベーター等の設備修繕費用に充当されます。
長期修繕計画を5年毎に見直し、今後の修繕積立金の試算をすることが望ましいとされています。
・大規模修繕工事や屋上防水工事
・不測の事故やその他特別な事由により必要となる修繕費用等
ルール・マナー
●ゴミ出し
ゴミ出しは、自治体のルールに従って決められた日時・場所に出してください。また、各分別を行ってください。収集時間を過ぎたゴミや分別されていないゴミは「違反ゴミ」として収集されません。ゴミ置き場へ長時間放置され、悪臭の原因となりますので必ず「ゴミ出しルール」を守りましょう。
●共用通路・ベランダ
マンションの共用通路等の共用部分に私物を置くことは禁止されています。火災や地震等の災害時に避難の妨げとなりますので、自転車や私物等を置かないようにしてください。
また、ベランダも同様に避難経路となることや、私物で排水口がふさがり、階下へ水漏れが発生する可能性もあります。私物を置かないことはもちろんですが、排水口詰まりの防止のため定期的な清掃をお願いします。
●騒音
マンションは床や壁、天井を通じて上下階やお隣の部屋へ音が伝わります。音楽やテレビを大音量で視聴したり、お子様が大声で走り回ったりと、限度を超えてしまった場合はトラブルの原因となります。また、深夜は特に音が響きやすくなります。掃除機・洗濯機等の使用時間帯にも配慮をお願いします。みなさまのちょっとした気遣いが、周囲の方の快適さを生みます。
なお、楽器の演奏については、規約で禁止されていたり、演奏時間が決められている場合がありますので、マンションの管理規約・使用細則をご確認ください。
●ペット飼育
ペット飼育については、各マンションの管理規約で定められていますので、必ず確認をお願いします。
ペット飼育可の物件であっても、居住者全員が動物好きとは限りません。集合住宅であるマンションで飼育をする場合は、ペットが苦手な人に不快感や恐怖心を与えない配慮が必要です。知らない人を見ても暴れない等の基本的なしつけはもちろんですが、管理規約で定められているルール(ペットの種類・大きさ・頭数など)をきちんと守る必要があります。ペットと安心して生活を送るためにも、臭い・鳴き声・抜け毛・排泄物等のトラブルの予防、他の居住者に迷惑をかけないという心がけが大切だと考えられます。
●駐輪場・駐車場
【駐輪場】
自転車等を駐輪する場合は、必ずマンション指定の場所へ駐輪してください。また、駐輪場使用申込や駐輪代が必要なマンションもありますので、管理組合もしくは管理会社へ確認をお願いします。また、駐輪場整理のため不要になった自転車等は処分を行うなど、駐輪場整理にご協力をお願いします。
【駐車場】
駐車場は必ず指定されて区画に駐車してください。一時的であっても他の区画や車路等への駐車はトラブルの原因や、緊急時の妨げとなりますので行わないでください。また、駐車場へ自動車以外のものを置いたり、他の目的で使用しないでください。
A お部屋内に複数台のテレビがある場合は、全てのテレビをご確認ください。1台のみの場合は、テレビ本体の配線に不具合がある場合があります。全てのテレビや他のお部屋でも同じ症状の場合は、アンテナ等の共聴設備の不具合が考えられますので、管理会社にご相談ください。
A マンションによっては利用できるインターネットは限られています。管理組合として導入(対応)している場合は利用できますが、導入されていない場合は管理組合での導入(対応)が必要となりますので、管理組合もしくは管理会社へご相談ください。
なお、戸建住宅と同じ方法で、マンションに個別に回線を引き込むことはできませんのでご注意ください。
A 結露で出来た水滴はただの水ですが、放っておくと窓付近の雑菌やホコリと混ざってカビが発生するなどのトラブルにつながりますので、日頃からの対策や予防が重要です。結露の発生を抑えるには、窓を開けてこまめに換気を行いましょう。またお部屋内外の温度差が大きいと結露が発生しやすくなりますので、暖房器具の設定温度等に注意しましょう。
A ・ベランダやバルコニーの物品(物干し竿等)は、強風時に飛ばされたり落下しないよう、お部屋の中へ早めに取り込みましょう。
・ベランダやバルコニーの排水口はこまめに掃除しておいてください。ゴミや落ち葉等で詰まっている場合、バルコニー内に水が溜まることで室内に溢れたり、階下へ水漏れが発生する可能性もあります。近年は、集中豪雨等の災害が増加していますので、定期的にチェックをお願いします。
・台風のような強風を伴う降雨時は、サッシの隙間や換気口から雨水が吹き込む場合がありますので、一時的に隙間テープ等で目張りをしておくとより安心です。
・駐車場が浸水の恐れがあるエリアや、地下に収容されるタイプの機械式駐車装置を利用している場合は、車両浸水の恐れがありますので、事前に別の場所へ移動させましょう。また、機械式駐車装置自体の故障や停電により使用できなくなる場合がありますので、台風通過後に車を利用する予定のある方も、予め移動しておいた方が安心です。
A 日頃から火の取り扱いに注意することはもちろんですが、火災が発生した場合に備えて、お部屋に消火器等を準備しておくことも大事です。
マンション共用通路へ消火器が設置されていますので、お部屋近くの設置場所を確認をしておきましょう。また、火災や地震時にはエレベーターは使用せず階段で避難しましょう。通路側への非難ができない場合は、ベランダ等に設置してある避難はしごを使用してください。
お部屋のベランダ等に避難はしごがない場合は、隔て板を蹴り破り、避難器具まで移動してください。避難器具の設置場所が不明な場合は、事前に管理組合や管理会社へ確認しておきましょう。マンションによっては、定期的に消防訓練(避難訓練)を実施していますので、積極的に参加して防災意識を高く持つことも大切なことです。